Songs

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Christmas bell

詞:watai shota

さっきまで泣いていた少女が
窓辺で歌う祈りのうた
テレビジョンは消したままで

煉瓦に落っこちた白い模様
手袋でそっと掴もうとした
12月、街は凍えてる

悴む右手を握った 左手で
照らす星を数えていた
当て所ない不安もきっと街のどこかで
寒さに身を縮めているのさ

12月通りを鳴らす 少年はうたを歌っていた
叶わないままの願い事 空に並べて
遥か遠く聴こえる 透明な声が拐っていく
輝く街の真ん中で白い息が残っていた

揺り椅子に腰掛けて
皺だらけの手のひらでそっとページを捲る
祈りのうた 聴きながら

少女はやがて窓辺を離れて
街を見渡す丘へと向かう
12月、街は凍えてた

行き交う人の間に白は次第に降り積もっている
その隙間を抜けていく
ドアから洩れている幸せを集めてさ
あなたの手に 届けられたら

12月通りを濡らす 少女の泣き声が宙に舞う
遣る瀬ない痛み 撫でる様に街灯の明かりは照らす
疲れきった背中に落ちてきた いつかの少年の願い
叶わないままで年を経て
その手に皺を刻んでも
忘れない

12月通りを歩いてく 少女は唄をうたっていた
叶わないままの願いごと 空に並べて
遥か遠く聴こえる
透明な声が拐っていく
輝く街の真ん中で白い息が残っていた
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