Songs

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シャロン

詞:watai shota

語り継いだ神話の1ページの様に
縋り付いたものへ名前を付けていった
救いを乞う度そいつを開いて
新しい話を書き記していったそうだ

彼女は悲劇の中で息をする
灰色の庭で悲しみと踊る
止め処ない痛みは蓋をして閉じて
それを誇らしげに綴った

降り注ぐ痛みの雨に傘も無く
報われる朝を待ち詫びた意味を
次々落とされるそれらに意味など
求めたところで答えなど無い

限りある生命を照らすように
廻り続ける日々はあなたが
記した話の続きなんだ
そんなことは分かっていたのに

或る朝 彼女は異変に気がつく
自ら綴った物語の途中
重ねたページが厚みを増すほど
逃げ場を失くし彷徨った心を

愛を誓った花束の幾つを
あなたは美しいと言ってくれるだろう
枯れてしまえばいずれ忘れる
それでも永遠を願うのでしょう

限りある生命を照らすように
廻り続ける日々はあなたが

夜空を流れた星にすら
願いを込めた声を放つなら
隣で微笑むあなたへと伝えられないことはないな

私は泣いていた
救い出そうとした
声すらも聞こえなかった

円形状に軌道を描いて
SOSは聞こえなかった

「さよなら わたしはあなたに触れた
あの日からずっと夢を見ている」
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