Songs

  • リバース・デイ
  • 天文薄明の街へ
  • 箒星について
  • 硝子の魔法
  • 孵化
  • シャロン
  • カプセル
  • 静謐の国
  • Christmas bell
  • アメイジア
  • アンドロイドと青い星の街
  • ウユニの空へ
  • 瓦礫の海に祈りを捧ぐ
  • 電波塔
  • 水槽
  • 風を待っていた

リバース・デイ

作詞/曲: watai shota

あらかじめ僕らに与えられたものは
片手で数え切れるほどの希望だけだった

それさえ気付かずに敗れ去った幾つもの
才能が足元で嗚咽を漏らしている

宇宙へと飛び込んだ少年は
墜ちていく鳥達を 青い瞳で見つめている

何処までも 飛べるだろう
その手を離さぬように
見えなくとも 聴こえなくとも
向かうべき場所は解るんだ
愛するものが殺されて
願いは遠く叶いやしないとしても
果ての無い空に明日を描いている

リバース・デイ

吹き抜けた風にさえ託された希望はただ
宙を舞う 盲目の鳥に啄ばまれてしまっていた

それさえ 僕らは気付かない振りをした
抗うことですらも雲を掴む様だった

空を掻いて 手を翳した
燻った僕らの日々はまだ
微かに光を宿している
手放した過ちが暮れ行く海を漂って
沈めずに 揺れている
上空を旋回する鳥が
咥えた希望を捨て去って
浮かんだそれらの違いもわからぬまま
海底に呑まれて見えなくなっていく

人を愛するたび 失うものが増えて
何処まで行こうとも後を付いて離れなかった

海へ沈む日に重ねた飛行士を
明くれば 昇ると信じていた

何処までも 飛べるだろう
その手を離さぬように
見えなくとも 聴こえなくとも
向かうべき場所は解るんだ
愛するものが殺されて
願いは遠く叶いやしないとしても

起死回生を願うだろう
僅かでも見える希望
何処までも 飛べるだろう
再会を果たすその日まで
離れた思いの軌道上で
巡った時間の答え合わせをしよう
残された生命を君と歌っている

リバース・デイ

天文薄明の街へ

詞: watai shota
作曲 : saiki kohei/watai shota

光を失くした街にはまた夜が訪れた
逸れた月を捜して 空を仰いでる
少女は胸に抱えた薔薇の花束を
落としてしまったよ
溢れた涙を拭いていた

醒めた夢と気付く頃には 空の掌

夜の向こうへと思い馳せても
確かなものは何一つ無かった
さよならも言えぬまま 忘れてしまうなら
明かりを灯す意味はどこにあるのだろうか

重ねた手と手で誓いの旗を丘に立てた夜
言葉を失くして ただ街を見下ろしてる
少女は胸に抱えた薔薇の花束を
手向けて 祈る様に 月を見てその目を閉じた

冷えた頬が赤くなるまで 立ち尽くしていた

夜を越えたら 胸の痛みも
解けて空へ溶けていくか
置き去りにされたまま忘れてしまっていた
悲しみも共に連れて行けよ
思い出す前に

「醒めた夢はどこへ消えたの?」

誰もがその先を信じて疑えない
目を覚ませば夜は明けると誰が決めただろう

夜の向こうへとその身を燃やして
迎えた そこで何を知ろうと
さよなら 夜を越えて わたしは捜していた
誰もがその胸に灯した 確かな光を

箒星について

詞: watai shota
作曲 : saiki kohei/watai shota

光の中へ きっと

なあ ディアダーウィン 或いは今が希望で
千切って棄てた思いが君を照らして言うんだ
どうやら僕らの武器は僕らで
代わりはないらしい

ああ でもダーウィン 不安の種が芽吹いて
予報外れの雨に打たれていたんだ
いつかは晴れ間を望んだ花が咲き誇るように

ふたりは風になった箒星を追いかけていた
その目で見るんだ 幻でも

さあ 光の中 泳いでいった 煌めきを背に
スコールが降り注いでいく 滲んだ目を隠して
「わたしはあなたを待っていたんだろう」
虹が架かる夢を見た あの日のままで きっと

いつかは ダーウィン 抗う僕も死んで
ひとつ何か守り抜ければいいんだ
宇宙の星になって
悲しんでいる君を見つけぬよう

テレスコープを覗き込んでいる 少女の街に
ミサイルが空を飛んで行く それさえ人の希望
震えた指先 選んだ勇気を
誰が笑えるのだろう 変われないままで ずっと

あなたが光を身に纏うように
わたしは言葉を並べていった
汚れたこの街にあなたが穢れない朝を
変わり行くことの尊さをくれた

光の中 泳いでいった 煌めきを背に
スコールが降り注いでいく 滲んだ目を隠して
「わたしはあなたを待っていたんだろう」
進め 道が見えなくとも 光の中へ 君と

虹が架かる夢を見た あの日のままで きっと

硝子の魔法

詞: watai shota
作曲 : saiki kohei/watai shota

硝子によく似た日々は呆気なく過ぎてく
触れれば壊れてしまいそうで
何も言えないままでいた

空に浮かんでいる赤いスポットライトは
照らされた頬を染めている
二人の隙間を埋める様に

振り翳した鉛の様な正義では救えやしないな
溢れ出す涙を前に僕はいつも無力だ

いつか君の生きる日々が光り溢れたら
魔法の仕業だと 手を取り合い笑うだろう
かけがえのないものが
今はまだわからないんだ
失って気付くのなら
出会えたことすらも忘れてしまいたい

硝子を持っていた
それぞれの形で
皆それを守っていた
罅割れることのないように抱き締めた

暮れた 空に 浮かんだ夕焼けへと
願う この綻びを燃やしてくれ

いつか 永い眠りに就く
すべてを忘れていく
それでも日々を繋いでいられるか

君と生きる日々が 僕を生かしていた
行方も知らぬまま 二人は歩いて行くんだろう
かげがえのないものが
今はまだわからないんだ
硝子の中に隠した思いを言えずとも
その手を繋いで

孵化

作詞/曲:watai shota

何を求めるわけでもなく
孵化するその日を待ち侘びている
どうやら自分には羽根がないと知って
それでも空に焦がれ鳴いている

嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に
その向こうの景色が見たい

腫れた目蓋で朝日を待つ
直ぐにでもこの喉を潰して欲しい
溢れた滴のその中に
そっと 紛れ込んだ核心に気付かぬまま

日々の隙間を縫い合わせて
その日がくるまで話をしよう
浅ましい過ちも 崩れるほど重ねた嘘も
繋いで傷口に触れよう

隠したその手首に触れるよ

薄らいで行く意識の壁に凭れて
やがて迎える夜に怯えた
カーテン越しのくたびれた街で
あなたの横顔を捜している

日々の隙間を縫い合わせて
その日がくるまで話をしよう

決して裏切ることなく夜を越えるよ
逸れた群れには手を振ってやろう
繋いだ傷口が芽を伸ばし痛む朝が来ても
別れを告げるべきではないな

暮れゆく空の向こう
羽根が無いなら歩いて行けるよ
躓く痛みを知るだろう
溢れたその滴の意味を

嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に
その向こうの景色が見たい

孵化した心で 君に触れたい

シャロン

詞: watai shota

語り継いだ神話の1ページの様に
縋り付いたものへ名前を付けていった
救いを乞う度そいつを開いて
新しい話を書き記していったそうだ

彼女は悲劇の中で息をする
灰色の庭で悲しみと踊る
止め処ない痛みは蓋をして閉じて
それを誇らしげに綴った

降り注ぐ痛みの雨に傘も無く
報われる朝を待ち詫びた意味を
次々落とされるそれらに意味など
求めたところで答えなど無い

限りある生命を照らすように
廻り続ける日々はあなたが
記した話の続きなんだ
そんなことは分かっていたのに

或る朝 彼女は異変に気がつく
自ら綴った物語の途中
重ねたページが厚みを増すほど
逃げ場を失くし彷徨った心を

愛を誓った花束の幾つを
あなたは美しいと言ってくれるだろう
枯れてしまえばいずれ忘れる
それでも永遠を願うのでしょう

限りある生命を照らすように
廻り続ける日々はあなたが

夜空を流れた星にすら
願いを込めた声を放つなら
隣で微笑むあなたへと伝えられないことはないな

私は泣いていた
救い出そうとした
声すらも聞こえなかった

円形状に軌道を描いて
SOSは聞こえなかった

「さよなら わたしはあなたに触れた
あの日からずっと夢を見ている」

カプセル

詞: watai shota

風に吹かれて 行き先も無く歩いていた
寂れてしまった この街も僕も

「空がやけに冷たい」
鼻詰まりの声で言う
応えが返る筈もない そもそも求めていない

雪が溶けて新しい芽を伸ばすというなら
僕だって同じこと

さあ、ほら 見てご覧よ
この身体中 貼り付いた殻を開けてさ
その奥に置いてあるよ
堅く鍵を掛けたまま外し方を忘れてしまった
まだ呼吸の音は聴こえる

枯れた庭の木の下
土に埋めた思い出という
饐えた匂いのする箱を掘り起こした

今更感傷に浸るつもりも無いけれど
知らぬ間に 確かに 歳を重ねていた
la la la

それがどうしてこんな話になったんだ
どうして どうして

さあ、ほら 見てご覧よ
この無様な掠れ切った声で
未だに吠える僕の姿を
靡く髪のせいで視界はただ遮られていく
まだ呼吸の音は聴こえるか
聴こえるか

風に吹かれて 行き先も無く歩いていた
寂れてしまった この街も 僕も

静謐の国

詞: watai shota

知らない街の陰に隠れている

見えない飛行船を追いかけて来たんだ

変わらない どこへ行けど変わりはしない

果てのない旅路の途中で落としたものは数えきれない

健忘症の民衆が悲劇を忘れ不幸を漁る

見てられない
この国を逃げ出す支度を始めなくちゃ

遠すぎる光
両方の目で捉えているが
如何せんボヤけて仕方がないな
ああ、確かこの光は

醒めない夢の中を泳いでいる

癒えない傷を舐め合って僕らは目を合わせ笑った

「あくまで譬えの話で上空を過ぎていったのは飛行船?
それとも、蓄積された憎悪や不安が形を成したミサイル?」

だとしたら僕は

完成形のこの国が燃えるのをただ眺めているさ

分かりあえない
この身体ごと燃やせば少しは楽だろうか

囁いた祈り

焼けた思いは土に染み込んで
誰もが忘れた頃にこの場所で花が芽吹くだろう

いつまで待っているんだ
合図は君が決めるんだ
手を振って別れを告げた
その哀しみはなんのためだ
世間体を恐れた僕は見えない約束に敗れました

行こうぜ、飛行船

延長線上へ

微かな光が夜を撃ち抜いて開いた隙間に
崩れたこの国を映し出すのさ

これは夢ではない

遠すぎる光

両方の目で捉えているんだ
如何せんボヤけて仕方がないな
ああ、確かこの光は

確かこの、光は

Christmas bell

詞: watai shota

さっきまで泣いていた少女が
窓辺で歌う祈りのうた
テレビジョンは消したままで

煉瓦に落っこちた白い模様
手袋でそっと掴もうとした
12月、街は凍えてる

悴む右手を握った 左手で
照らす星を数えていた
当て所ない不安もきっと街のどこかで
寒さに身を縮めているのさ

12月通りを鳴らす 少年はうたを歌っていた
叶わないままの願い事 空に並べて
遥か遠く聴こえる 透明な声が拐っていく
輝く街の真ん中で白い息が残っていた

揺り椅子に腰掛けて
皺だらけの手のひらでそっとページを捲る
祈りのうた 聴きながら

少女はやがて窓辺を離れて
街を見渡す丘へと向かう
12月、街は凍えてた

行き交う人の間に白は次第に降り積もっている
その隙間を抜けていく
ドアから洩れている幸せを集めてさ
あなたの手に 届けられたら

12月通りを濡らす 少女の泣き声が宙に舞う
遣る瀬ない痛み 撫でる様に街灯の明かりは照らす
疲れきった背中に落ちてきた いつかの少年の願い
叶わないままで年を経て
その手に皺を刻んでも
忘れない

12月通りを歩いてく 少女は唄をうたっていた
叶わないままの願いごと 空に並べて
遥か遠く聴こえる
透明な声が拐っていく
輝く街の真ん中で白い息が残っていた

アメイジア

詞: watai shota

消えた夏の残像に目を擦っていた
それでも朝は僕を迎えに来るらしい
絵に描いた様な毎日じゃないけど
それなりに笑えているよ

思い出したんだ
その手によく似た温もりを
いつまで経っても忘れられそうにない
忘れられそうにない

今、夏の足跡 溢る思いを
揺らいだ空 浮かべて
「あの唄はきっと鳴り止まない」
落とした心を拾ってくれよ
fu 風に吹かれて
騒がしいこの街を離れて行ってしまうその前に

消えた夏の残像に目を擦っていた
それでも朝は僕を迎えに来るらしい
絵に描いた様な毎日は絡まって
いつの日か君を作るよ
今、君のその手を握っていたいよ
何度迷ったって可能性はもうそこに居るでしょう

夏の足跡 眩んだ世界へ
fu 窓を開けて
素晴らしい眺めだ
どこへだって行ける気がするよ

アンドロイドと青い星の街

詞: watai shota

機械仕掛けの街A
発条式太陽は昇っていく

美しい 空しい どちらの声も無い

ゴミ捨て場で目覚めた穴のあいたアンドロイド
心無い言葉で君を傷付けた

錆びついた感情を溶かしたら
失くした情景 隠した宝箱も思い出せるかな

カラクリの身体 ゆらゆらと風に吹かれ揺れる心臓
ああ、そうだ 君の好きな花を摘みに行こう
枯れた心に植えて 水をやろう

掠れそうな記憶の背中に付いた発条を

回して

回して

回して

回して

機械仕掛けの街へ発条式太陽は昇っていく
美しい 空しい

カラクリの街を駆け抜ける青い花と揺れる心臓
ああ、そうか 君のために走るこの足が
空いた穴を埋める感情

いまいくよ

ウユニの空へ

詞: watai shota

空になってしまった頭の中
ベランダ越しに見えた校庭の水溜まり

解けない数式や誤解の解き方を僕らは知らない


「昨日まで置いてけぼりだったんだ」

そう言った少年は手にナイフを握って
この痛みを忘れぬようにそっと手を離した


きっとまだ帰り道の途中で雨上がりを祈ってるよ
溺れそうな過去に浸るのは濡れたその手を愛しく思うから

嫌いだった雨の日、忘れた傘
ずぶ濡れになった靴は君の傘の下

忘れたい思いほど心を掴むから
その度触れるのさ

痛むかい


きっとまだ帰り道の途中で雨上がりを祈ってるよ
溺れそうな過去に浸るのさ
今でも君を思い出すよ

まだ帰り道の途中だ
君の声は聞こえてるよ
剥がれそうな過去の連なりを
繋げたままで
雨に濡れたままで

晴れた空へ還すよ

瓦礫の海に祈りを捧ぐ

詞: watai shota

壊れた白熱灯咥えてさ
瓦礫に埋まった街を踏み鳴らし
横たわる不安やうつ伏せの孤独に
その体を震わせて 月に吠える

溢れる一滴の間隔の様に
夜空へと散った星は不規則に並ぶ
こびり付いた映像が視界を遮って
薄汚れた犬を見た

ヘッドライト 見えるかい
懸命の命が神様なんてものに吹き消されるのさ
答えてくれよ 僕らはいつの間に罪を犯した
罪を犯したんだ


犬は白熱灯を捨てた
「君の命だって似たようなもんさ」
頬を伝った水滴が降り出した雨と混ざった
なるほど その通りだ

変幻自在の理想像は挙げ句の果てに散らばった
「もうどっか行ってくれよ」って声も無くなった

ヘッドライト 見えるかい 代替品の命が
神様 それじゃあんたは架空のヒーロー?
教えてくれよ 僕らはいつの日か無かったことにされるのか


命を 雨を 白熱灯の明かりを ベランダ越しに見えたなんでもない夕日を

日々を


幾千の夜に零れた無数の命が
それでも朝を待ってる


「見えるかいヒーロー?」


教えてくれよ
僕が消えた今日に君は泣くかい?


ヘッドライト 見えるかい
無数の願いが壊れた白熱灯へと火を点けるんだよ
答えが無くても僕はこの声で世界を鳴らした


掻き鳴らした

電波塔

詞: watai shota

電波塔の上に立って街を見ていた
遠くで光る 誰かの微弱な希望

干上がった街の喧騒が乾き切った胸を焦がす
溢れた言葉を飲み込んで

不安定な心の端にはさ
「それでも信じたい」って叫ぶ君が居た

近付いて 触れ合って

嫌いだって 言われたって

キミヲイトシクオモウ

電波よ 街を飛べ


手を繋いで僕たちは思いを熱に変える
無色彩の日々を君と彩ってみせよう

そして 蜃気楼の様な夢を見るのさ
消えるまで追いかけて
君が笑ってくれればいいさ

君と手を繋いでもう一度 思いを熱を変える
無色彩の日々を君と彩ってみせよう

そして 蜃気楼のような夢を見るのさ
消えるまで追いかけて
君が笑ってくれればいいさ

水槽

詞: watai shota

眺めていた
国道沿いを行き交う人々の群れ
「日が沈んだら自然と泣いてたんだ」
寂しがり少年は笑う

誰かの声が鳴る方へ
空を仰いで 息を継いだ

それはまるで水槽を眺める様で
水面に散りばめられた餌を探す

誰もが皆 呼吸を求め泳いだ
次第に高鳴る鼓動
いずれ誰かが水面に顔を出すだろう
誰かの背に足を乗せて

底から名前を呼ぶ声
懐かしくて 温もりのある声

それはいつか僕が落としたもので
ああ、なんだったっけ

たとえ呼吸が出来ずとも
水を裂いて君の元へ行こう
僕はきっと水面に立つさ
君の手をぎゅっと握りしめて

悲しみはやがて深さを増して
そこで僕ら産声を上げた

流した涙は降雪の様に
降り積もって景色を変えた

いつしか僕らそれを水槽と呼ぶことにした

生きるってことはつまりそう

悲しみの上に立って笑う様なものだろう

あの少年が笑った様に生きて見せろよ

たとえ呼吸が出来ずとも
水を裂いて君の元へ行こう
僕らきっと水槽の外へ
君の手をぎゅっと握りしめて

たとえ呼吸が出来ずとも

水槽の外へ

眺めていた
国道沿いを行き交う人々の群れ
目を擦った手が少し濡れていたこと

寂しがり少年は笑う

風を待っていた

詞: watai shota

当然の擦れ違いだと
思い込んでしまった時に
僕らの距離は本当に離れていった

千切れ雲みたいに僕らは漂ってるんだろうな
隣で笑う君との隙間にも
確かに空があった

いつか触れた風が僕らの距離を埋めた
春が空を包む
薄目で望んだ明日は

流される雲の行方のように
誰も選べやしないけれど
行き着いた先が何処であろうと変わりはしないんだろう

希望に満ちた世界で

いつか 触れた風は遥か空の彼方
消えた明日を探す誰かに触れるだろう

街の片隅で 教室の隅っこで
街灯に寄り添って 雨上がりの空を見て
夜明け前の街で 雪の降る街で
くだらない毎日で

君と 風を待っていた

明日が霞んだ って
先が見えないんだ って
最初から見えやしないだろう
だから その手を伸ばしてよ
今を掴むんだよ
さあ 風が止む前に

希望に満ちた世界へ

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